生命保険協会に照会をかけると、亡くなった人や認知症になってしまった人の生命保険契約を一括して調査し、どんな保険契約に入っているか調べることができる制度になります。

照会の費用は1件につき3,000円(税込)になります。

生命保険契約の手がかりがなくて困ったときのために、親族等が申し出れば、生命保険会社42社へ保険契約の有無を一括で照会できる「生命保険契約照会制度」が令和3年7月から始まりました。

オンラインや郵送での照会も可能となっています。

照会ができる事由は下記のとおりです。

• 亡くなった場合
• 認知判断能力が低下した場合
• 災害によって亡くなったもしくは行方不明になった場合

• 書面による申し込み　

生命保険協会のホームページから氏名や生年月日など必要な情報を入力しますと、後日、申請書等が郵送されますので、必要書類を添付して、照会制度事務局宛に郵送で申請する方法になります。

• WEBによる申し込み　

生命保険協会のホームページからユーザー登録をし、マイページから申請書等をダウンロードし、必要事項を記入の上、アップロードする方法になります。

申請後、手数料の支払いが確認できてから2週間程度で、生命保険の有無が開示されます。

ただし、生命保険協会からの回答内容は、生命保険各社と契約があるかないかを知るだけですので、具体的な契約内容の確認については各生命保険会社に別途行う必要がありますので、注意しましょう。